「まあなぁ…。それは仕方ないことだけど、あのまま保存じゃ…」


どうやら、情報収集は出来たようですね

そそくさと外へ出て、服を着ていると…

「あっ…
えっ?まさか…
やべぇ!逃げなきゃ!」

浩二さん、今度は一転してにやけて走り出しました。


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「多分、この辺りのはずよ、シャルの家…」

「あっ、有美!あれじゃない?お城みたいなの…」

「えっ?あっ、そうだわ~!栞~!パパが言った通り!良かったね栞!十分に参考になるよね(笑)」

「有難う、有美!
さて、まずは写真…っと…」


この二人、40才を超えてます。
有美ちゃんは、看護士に
栞ちゃんは、小説家になっていました

偶然、小説の資料にするべく、ここを訪れていたのですね。