送信時間はあたしが出て行って、すぐから始まっていて。
そして帰ってくる少し前まで続いてた。
その間に短いメールがいっぱい入ってきてて。
なんで気付いてやれなかったんだろうなんて、キリキリと胸が痛んだ。
最後のメールの続きは、もしかしたら聞きたくない言葉かもしれない。
それでも、自分から手を離せるわけがなかった。
「お願い…愛が足らない、なんて言わないで…?」
きっと直接電話をした方が早いのに。
侑斗以外には絶対に送ることのないメールを次々に作成しては送信ボタンを押すのを繰り返す。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…