全ての課題を終えて、あたしが部屋に入ると、部屋があちこち尋常じゃないほど散らかっていて、それだけで嫌な予感がして胃がムカついてくる。 「……っ」 あまりのムカつきに口元を覆うけど、それでもあたしは耳に煩いほど響く鼓動を捻じ込んで、部屋中を見渡した。 「侑斗…どこに、いるの…?」