やっと出てきた言葉は、笑ってしまうくらい弱々しくて。

でも、それだけが本心だったから。
侑斗になら弱くても構わないと思うから…。


「安っぽい愛になんて誓えないほど、好きで好きで堪んないから…」



耳元を掠めるように呟いた言葉。
何が正しいなんて、そんなこと分からない。
キミだけなんだと願い求める想いだけでいつも精一杯で。

誠実なんかじゃない。
ただの押し付けかもしれない。

けど……それでも受け止めてもらえる、なんて。
甘えてるのはいつだって、あたしの方だから。