「――わかった」

そう返事をした俺に、高畑まひるは顔をあげた。

彼女の言う通り、残りの３ヶ月を見逃すことにする…のついでに、俺はある条件を高畑まひるに出した。

「３ヶ月、俺がお前の面倒を見る」

早い話が監視である。

その場しのぎでウソをついたと言う可能性もある。

俺が高畑まひるの条件を呑む以上、俺にも高畑まひるに条件を出して彼女がそれを呑む権利があるはずだ。

それに何より、彼女を俺の手元に置けばバカなことはしないだろう。

俺は監視という名目で、高畑まひるに“面倒を見る”と言う条件を出したのだった。

それに対して高畑まひるは納得をしていない様子で言い返していたのだが、最終的には首を縦に振って俺から出された条件を呑むことになったのだった。