思ってもみなかった事が、今、リアルタイムで行われてる。



あたしの隣に優李が居て、アドを教え合ってる。



携帯を近づけなきゃ行けないから、必然的にあたしたちの顔もいつもより近づいちゃうの。



あーかっこよすぎるんだっ



こんな距離で優李を見た女の子は、何人居るんだろう。



勝手にあたしはそんな事を考えて、モヤモヤした気持ちになってた。



嫉妬…か。



そんな事考える間に、あたしは優李をずーっと見つめていたみたい。



“何か付いてる?”って言いながら、あたしに笑顔を見せてくれた。



付いてないことくらい分かってるくせに。



しまいには“見とれてたんだ”なんて自信満々に言うもんだから。



ついイジワルしたくなって、



「ちっ違う!!」



って言っちゃった。



そしたらほんとに優李はしけちゃって、機嫌を直すのが大変だったんだ。





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