だからやっぱりあたしは一人なんだ。



自分の部屋でテレビをBGMに一人目を瞑ってた。



「ただーいまっ」



久しぶりに帰って来た母は、これでもかと言うくらい泥酔していた。



でもかまわない。



だって今日はまだまだ全然いい方だからね。



『おかえり』



あたしの部屋に来たから、とりあえずそう言ってみたけど、母は笑いもせずにあたしにブランドのバッグやら財布やらを投げつけた。



「あんたへのお土産」





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