3-3に入ったら、もう伊藤先生と玲奈しかいなくて、しかももう終わろうとしてる時だった。



「おわったぜーい」



『おつっ☆』



二人は駅に向かって電車に乗った。



駅についた時にはもう夕暮れだったけど、とりあえず雑貨屋に入って、ペンとか、色々買ってたら…



『嘘…』



あたしが不意に後ろを向いたら、優李が。



左手を彼女とキッチリ繋いで、お揃いのシルバーリングを光らせてた。



『…ヤバイ』



あたしはウルウルしだした瞳を天に向けて、涙をこらえた。



「なゆーこれ、かわいくない…?…って…大丈夫?」



『トイレ!!』



あたしは顔を見られないようにトイレまで走った。





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