「次の会議の資料だなあ〜」



『次の会議?』



だからこんなに多いんだ、なんて自分の中で勝手に解釈しながらも会議の内容が知りたかった。



「ちょっと、ここだけの話だから言っちゃだめよ、」



なんて前置きをしながらも先生は続ける。



「次の会議の内容はね、生徒の中の何人かが、他中に飛ばされて、他中の何人かが、ここに来るんだって。」



『ほえ…?』



じゃあ、もしかしたらあたしかもしれないし、玲奈かもしれない。



最悪、優李だったりするの?



「先生、優李だったり、しないよね?」



「…そうね…」



少し深刻な顔をしてから、‘ふっ'と笑って、優李とおんなじ顔をこちらに向けてから、



「わっかんない!!」



とあたしの笑いを誘った。



―ジージージー



話してる内に、もうかなり経ってたのかな。



300部ずつの紙が、ほとんど出来上がってた。



最後の一枚が出終わり、紙のみみをトントン、と揃えてからあたしは重い資料を持って3ー3の教室を目指して歩いた。





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