持久走。
それはいつも一番最後にするっていうお決まりの競技だ。
理由はみんなが嫌がるから。
男子8km、女子は5km。鬼畜かよ
スタートの笛と合図にみんなが一斉に走り出す。
『はっ、っはぁ、はあ・・・っ』
そして私はこれが大の苦手だ。持久走さえなければ・・・
ていうかほんときっついな、5kmとかおかしいだろこの学校・・・もう私周回遅れなんだけど・・・!
「ははっ、もうへばってやんの」
『・・・・・・健』
「いやぁほんっと体力無いね。んじゃお先に・・・って、は!?」
『悪いね、はあ・・・っ、お先に・・・!』
健、こいつにだけは負けたくない。すごくムカつくなんだこいつ
その思いだけで、私は健を抜かして一目散にかけていく。
「ばっ・・・蛍!そんなペースで持つわけないじゃん!」
健が私に追いつき、ペースを落とすように言ってくる。
でも・・・
『私、は、・・・まだ、は、走るから』
全力で走るのをやめない。ていうかまだついてきてるのかこいつしぶといな
死にそうになりながらそのままゴールまで走り切った。何故か健も一緒にゴールしたけどなんだこいつ
「はぁ・・・っ、は、っだからお前、大丈夫なの死にかけだぞ」
『ぜぇ、はっ・・・、あれ、なん、か、・・・目ぇ回る・・・?』
「は!?ちょ・・・っ」
そこから意識がない。
最後に見たのは心配そうに私の名前を呼ぶ健の顔だけ。
それはいつも一番最後にするっていうお決まりの競技だ。
理由はみんなが嫌がるから。
男子8km、女子は5km。鬼畜かよ
スタートの笛と合図にみんなが一斉に走り出す。
『はっ、っはぁ、はあ・・・っ』
そして私はこれが大の苦手だ。持久走さえなければ・・・
ていうかほんときっついな、5kmとかおかしいだろこの学校・・・もう私周回遅れなんだけど・・・!
「ははっ、もうへばってやんの」
『・・・・・・健』
「いやぁほんっと体力無いね。んじゃお先に・・・って、は!?」
『悪いね、はあ・・・っ、お先に・・・!』
健、こいつにだけは負けたくない。すごくムカつくなんだこいつ
その思いだけで、私は健を抜かして一目散にかけていく。
「ばっ・・・蛍!そんなペースで持つわけないじゃん!」
健が私に追いつき、ペースを落とすように言ってくる。
でも・・・
『私、は、・・・まだ、は、走るから』
全力で走るのをやめない。ていうかまだついてきてるのかこいつしぶといな
死にそうになりながらそのままゴールまで走り切った。何故か健も一緒にゴールしたけどなんだこいつ
「はぁ・・・っ、は、っだからお前、大丈夫なの死にかけだぞ」
『ぜぇ、はっ・・・、あれ、なん、か、・・・目ぇ回る・・・?』
「は!?ちょ・・・っ」
そこから意識がない。
最後に見たのは心配そうに私の名前を呼ぶ健の顔だけ。