竹やぶの中を進んでいくと異様な空気の漂う場所があった




『ん、なんか用?』




琴は、余裕の笑みを浮かべながら、小さな巾着袋から長い刀…妖刀を取り出すと視線の先へ向けた





すると、大きな黒い煙とともに妖が姿を現した





《ギギギギィイイイイイギイイイ》





『うるさいよ』





琴の瞳が赤に変わった瞬間、琴は地面を蹴り、妖に向かって飛躍した