「おねーちゃ、あそぼー」

子ども!?

あたしの足元には
6歳くらいの可愛い男の子がいた。

「あそぼー?」

か、かわいい…

膝をまげて男の子と目線を合わせる。

「おかあさんは?」

「わかんないー!
おねーちゃん、あそぼ~」

あたりを見渡してみても
この子の親らしき人は見当たらない。

「おなまえは??」

「ぼく、そーた!」

にかっと白い歯を見せて答えてくれる。

「そーたくんかぁ」

「おねーちゃん、ぽいん」