いつかキミが離れていきそうで不安だった

一度幸せを感じてしまったら
幸せが壊れた時の悲しみは大きくて

好きな人が離れていくのは結構きついなぁ
キミがいないとオレの心が冷えてしまう
キミがいないとなんのために生きてるのかわからない

光を失ってしまった
心に広がる闇
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奈緖をつかまえたつもりになっていた。だけど、本当はつかまえたつもりになっていただけなのかもしれない。

夢なら、早く覚めてくれよ……

「もう……無理だよ」
「無理って、なんでだよ?俺は奈緖のことが好きなんだから……」
「この間のこと……なかったことにしようと、忘れようとした。だけど、忘れられることじゃない。」
「アイツが勝手に言ってるだけだ。」
「でも……ね。ヒロと彼女のことが噂になっているのは、知ってるよね?」
「あんなの……ただの噂……だよ」
「そうだね。でも、その中でヒロと付き合うのは、もう無理だよ」

言葉で伝えるのって、難しい。

奈緖が離れていく……

奈緖がいてくれるなら、何もいらない。このままじゃ、全然気持ちの整理ができない。俺の気持ちを無視しないで……
一目惚れした人……

諦めきれなかった

好きでどうしようもなくなる気持ち……

出会った瞬間からあなたしか見えなくなっていた

私はずっとあなたに恋していた

あなたはいつ私だけの人になる……のかな?

私のものになってよ……

想いは届くと信じていた
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弘人が彼女と別れた。ほら……弘人……あなたにふさわしい相手……は……

あなたが私以外の人と笑ってるのなんて、見たくないんだよ……あなたを部屋に閉じ込めて、誰にも見せずに、私だけを見ていてほしい。膨れあがる独占欲……

私の想い……受け止めてよ。なかったことにしないでよ
私の想い……気づいてよ。ずっと愛してる……

弘人以外何もいらないから……どうしても手に入れたい

忘れられない想い……やっと動き出す……


忘れられればどれだけ楽だろう……

キミの存在は想像できないくらいでかい
忘れることなんてできない
ずっと引きずって……

追い詰められて
逃げ道がなくなって
出口をなくした想い

これ以上好きになっちゃダメだ
焦ってまわりが見えなくなる
キミを好きにならずにはいられない

でも……キミはもういない
でも……このままなんてイヤだ
この恋だけはゆずれない
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これから何もかもが………変わってしまう……のか?

奈緖がそばにいない生活なんて、考えられない。

彩花に「ヒロ……このままでいいの?奈緖があの子に、呼び出されたわよ。」と、言われた。このままなんて、イヤだ。

体育館裏……
「いつまでも、弘人のことをしばりつけないでよ」
「そんなこと、してない……」
「弘人をおいかけて、この高校にきたんでしょ?このストーカー女が……」
「ヒロが、ここにくるなんて知らなかった」
「嘘言ってんじゃないわよ……ストーカー女……最低……」

「ストーカーって、最低……だよな」
「そんなにがっかりしないで……私ならそんなことしないわ。弘人は、私と付き合ったほうが……」
「そうだね……」
笑顔になって……
「弘人、やっとわかってくれたのね……」
「俺みたいな……最低男……奈緖にはふさわしくないんだ……奈緖を追いかけてきたのは、俺なんだから……」
「なんで、そこまでしてこの女をかばうの?」

「もう、やめなよ。あんたが言ってた話が全部嘘だったんだね。弘人くん、奈緖ちゃん、ごめんね。ね、みんなわかったでしょ?」

「弘人くん……どっちが本当……なの?」
すんなり受け入れてもらえるなんて思ってないけど、
「これを聞けばわかるよ……」
この間の会話を携帯に録音しておいてよかった。

「絶対に別れないって言ったのは、弘人くんだったんだね。」
「そう……だよ。こんな俺だから……奈緖にふられたんだ。」
「ヒロ……違うよ。私じゃヒロにふさわしくないから」
「奈緖……俺だけの……誰にもやらない。奈緖……俺を好きになってよ……別れるなんて言わないでくれよ。この恋だけは、譲れない。」





オレを好きになってくれてありがとう

離れていた時間を埋めるように
色んな話をして
2人でたくさんの時間を過ごす

この関係がずっと続くかなんてわからない
けれど2人で過ごす幸せな時間を
やっと取り戻した

キミといられるだけで
運を全部使い果たした気がする
一瞬だって離れたくない
キミといたい

キミを好きだから
とても充実していて幸せを感じる
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奈緖……やっとつかまえた。やっと……

「奈緖、もう逃がさねぇから……」
「逃げたりなんか……」

休み時間……ずっと奈緖のところに行く。一瞬だって離れたくない。離れていると、不安になる。

夜、星を眺めながら……奈緖を想う……
携帯が鳴る……奈緖からだ……明日のデート行けなくなったとかだったら、イヤだなー……なんて思いながら、電話に出る

「明日ね……」
ちょっと不安になる……
「遊園地行く時、お弁当作ろうと思うんだけど、何か食べたいものある?」
「弁当作ってくるの?」
「うん。」
「何でもいいよ。奈緖の料理、なんでも美味しいから」
「ありがとう。じゃ、明日ね……」
「電話ってそれだけ?メールでいいのに……」
「だって……ヒロの声聞きたかったから……」
嬉しい……どんだけ、好きにさせるつもり……なんだよ……
もっと話していたいけど、明日は弁当作ってくるって言ってたから、早起きするんだろうな……
「奈緖、おやすみ……」

色んな不安もまだまだあるけど、今の電話で吹っ飛んだ
キミの思うような男じゃなくても……?

誰にでも優しいキミ
誰にでもキラキラ笑顔を見せる
キミの気持ちを確かめずにいられない

愛されてるって……
幸せになれるって……
安心したい……

キミはオレの心にさすたったひとつの光
キミがいなければオレの心は死んでしまう
キミはオレだけのものだ
キミは絶対に誰にも渡さない
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奈緖が今日からファミレスでバイトを始めた。バイトが終わる時間は聞いていた。店の外で待っていた。

知らない男と話していた。心が狭いって……分かってるけど……奈緖に言わずにはいられなかった……

「他のやつと笑い合ってるのかと思うと、ムカつく」
「ちが……っ」
「俺が嫉妬してるだけだ……」
「本当に違うの……」
「何が違うんだよ!」
「あのね……からかわれていただけなの……」
「そんなに仲良くなったってことか……」
ますますムカつく
「外にずっと青い服の人がいるってはなしになって、見に行ったら、青い服のヒロだったの……」
「え……」
「からかわれて恥ずかしかったけど、ヒロがきてくれたことがうれしくて……」
嫉妬で黒くなっていた俺の心に、奈緖のはにかんだ顔がつきささった。心臓がどんどん高鳴っていく……嫉妬心が一瞬ではじけて消えてしまう……
「ヒロが嫉妬するなんて思わなかった。ヒロの独占欲初めて知った。」
「嫉妬するに決まってんだろ……」
「ちょっと怖かったけど、嬉しかった」
甘い恋の魔法……奈緖が笑顔を見せると……
「奈緖は、俺だけのものだ……」
「ヒロだって、私だけのものだよ……」
奈緖が心変わりしたらとか考えて不安だった。幸せな今があるのに……まだこない未来を考えて不安だった。この幸せがいつまで続くかなんてわからない。だからこそ今の幸せを大切にしよう。

嫉妬して、奈緖にイヤな思いをさせるなんて、みっともない。みっともなくても、これが俺の本音なんだ。溢れる感情をおさえられなかった。



女なんて掃いて捨てるほどいる
特別な意味なんてない

女なんて誰でもいいと思ってたのに……

彼女のことが気になり始めていた
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大学生の純

もてる……ことは、自覚していた。昔から女が寄ってくるんだ。楽しく遊んで……何人もの女と付き合った。だけど、俺の本当の気持ちなんて、誰も分かってくれなかった。ヤケになって、色んな女で埋めていた。

最初から何も求めない。違う……ちゃんと始まってなかったんだ。本気で好きな人……なんていなかった。誰でもよかったんだ。俺はただ流されてただけだった。そんな時、出会ったのは……

ファミレスでバイト。周りに群がる女……最近新しいバイトの子が入ってきた。だけど、彼女は違う。まるで俺に関心がない……この出会いがもたらすものは?





2人の拙い恋愛が始まった
だけど何をしたらいいのかなんてわからなかった
その先にあるものが何なのかわかっていなかった

わかってるつもりだったけど
本当はわかってなかったのかもしれない
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つきあって……

肩を優しく覆うように抱き寄せられ、顔が近づく……視線が交差し……いつもの彼とは違う……熱が伝わってきて……まっすぐな視線……

だけど、彼を受け入れることができなかった。

「ごめんなさい……」

「あのね……やっぱり付き合うの無理かも……」
「な……なんで?」
「だって、私……」
涙がこぼれる
「俺が嫌いになった?」
ふるふる首をふるしかできなかった。
「奈緖が怖くなくなるまで待つよ。奈緖……ごめんな」




あれからずっと……
彼女のことばっかり考えちゃう
 
あの時……
彼女だったらオレを受け止めてくれると思えた
もう泣かせたりしない
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奈緖と付き合い始めても、本当は俺のことどう思ってんだろう?焦っていたんだ。俺だって、男だし……奈緖と一緒にいるだけじゃ足りない。奈緖の全部がほしくなってる。無理やり俺のものにすれば、俺しか見えなくなる?

奈緖との仲を深めようとして、泣かれた。そして、やっぱり付き合うの無理かもって言われたよ……

なんで、奈緖の気持ちも考えないで……せめて気持ちを伝えられたら……この気持ちを……
「待つよ。」
奈緖には言えない秘密がある。欲情をかくしてる……
「でも……」
「キスはいい?」
「そんなの……聞かないで……」
熱く燃えるみたい……とけてゆく……



簡単に気持ちを変えることなんてできない

彼女を好きなこと
わかってた
それでも見込みあると思ってた

あなたのこと諦められなかった
いつも一緒にいられたらって夢見てた
好きな人と一緒にいられたら幸せなんだらうな

あなたが困るとわかっていたも
気持ちをおさえられなかった

あなたがいれば何もいらないって思った
恋と友達
どちらかを選ばなくてはならないなら……
恋なのかな……

恋も友達も全部なくなった
そして何もなくなった今……
後悔にのたうちまわりながら生きてる

過去の私……消せればいいのに……
私の居場所は……
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世界は私中心に動いてる。ほしいものは何でも手に入ると思っていた。何をなくしても、弘人くんが手に入ればいいと思ってた。

結局、弘人くんは手に入らなかった。そして、友達もみんないなくなった。ううん……違うの……私の悪口が流されてた。でもね……反論もできない。私がやったことなんだもの……学校に私の居場所はどこにもなかった。

これも全部奈緖ちゃんのせい……
鬱憤は、吐き出してスッキリしなきゃ
奈緖ちゃんに
「これも全部、お前のせいだ。お前さえいなければ…」
と、言ってた。
隣にいた彩花ちゃんが……
「奈緖は何も悪くない。全部自分のせいでしょ?」
「違うの……この女がいなければ……」

「あのさ、もうやめろよ。」
いつきたのか、弘人くんもいた。
「だって、コイツをがいるから付き合ってくれないんでしょ?だったら、いなくなったら……」
「お前を好きになることはない。俺が一番嫌いなのは、性格ブスなんだよ。」

「あなたが欲しい物があれば、あげるよ。でもね、ヒロは物じゃないんだよ。あなたが欲しいって言っても渡せない。」

そして、ますます居場所がなくなった。どれだけ後悔しても……