1人の男としてお前が好き
このままずっと一緒にいたい

2人の関係はちょっとだけ複雑
恋じゃない
恋してるのはオレだけ
重ならない気持ち

一緒にいるのに……
やるせない虚しさ……
片一方だけの恋……
一方通行な想い……
現実が打ちのめす

募る想いの隠しかた……を教えて……
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また奈緖と一緒にいるようになった弘人。もう何があっても離れない。でも、切ない関係……これからも……いつまでも……ずっと続く……

時間だけが過ぎていく……

片一方だけの一方通行な恋……に疲れてきた。

オレだって恋に胸を焦がす夜がある

あれからいつも彼女のことで頭がいっぱいだった

何もかもやり直して……
あの日限りで終わりにしたくない

あの時泣かせてしまったから
もう泣かせたくない

もう会えない……のかな?
胸の中にトゲが刺さる

もう一度チャンスを……
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奈緖と別れてから、平穏で平和だった俺の世界がガラガラと崩れていった。奈緖が遠くに行っちゃった。寂しい……隣にいてほしかった。

サッカーにも、やる気が出ない。部活が終わるのを待ってるのは、理沙だ……そして、理沙とは友達だから、突き放すこともできなかった。俊一が見ているのをわかっていたけど……

夜……考えるのは、奈緖のこと……終わった恋……だけど、まだ好き……

一日中彼女のこもはかり考えていた
彼女に泣かれたあの時から……

彼女に会いたい

裏切りの代償を想像しなかったわけじゃない
今は選択したことを後悔してばかり……
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奈緖のことばかり考えてる。気がつけば、奈緖のことばかり考えてる。だけど、理沙との関係も続いている。それでも、どうしても奈緖に会いたかった。

部活を休んで、奈緖の高校まで会いに行った。
「マルは昔から優しいよね。でも、それは私にだけじゃない。マルの優しいところが好きだった。だけど、今も彼女と会ってるよね?」
「それは、会いにくるから……」
「そう、だったら彼女と付き合えばいい。もう会いにこないで……」

奈緖の言葉に、自分がしてしまったことを思い知らされた。

優しい彼が好きだった
彼はとことん優しい
でも私にだけじゃない

あの日……あの時……までは……
彼を信じていたけど
私は自分の信じる道を進む

これからもきっと思い通りにならないことがある
後悔することもあるかもしれない
でもこれも私の人生だから
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マルと別れてから、彩花といることが増えた。美月ちゃんから、マルが今も彼女と会ってることを聞いた。今は3人でいることが多いな……恋は終わったけど、友達がいてくれるから、終わった恋は忘れよう。

忘れようとしてるのに、マルが会いにきた。それも、優しさなんだろうけど……そんな優しさいらない。恋が終わっても、友達ってことなの?友達には戻れない……よ

もう会いにこないで……と、伝えた。


彼女が別れたって聞いた

あの時は勇気がなくて言えなかった
あの時告白しなかったことずっと後悔してた

振り向いてもらえなくても好きでいたい

幼なじみとしての距離
オレとの距離は離れていった

あの時みたいな後悔はもうしたくない
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奈緖とマルが別れたと聞いた。それから、彩花は昔のように仲良くなってる。だけど、俺との距離は離れたまま

あの時、告白しなかったことずっと後悔していた。幼なじみとしての距離も離れるなら、告白すればよかった。

そして、奈緖に声をかけた。
「奈緖、俺たち友達だろ?なんかあったら、話せよ」
「何もないよ。大丈夫だよ」
「何もないわけないだろ……なんで俺には話してくれないんだよ。そんなに俺は頼りにならないのか?」
「そんなことないけど……」
「だったら、今までみたいに……」
「あの頃とは違うよ……」
「何が違うんだよ」
「私とヒロじゃ、釣り合わない……」
「俺じゃ、奈緖に釣り合わないかもしれないけど……」
「私が釣り合わない……って、ことだよ……」
「そんなの、誰が決めんだよ。他のヤツの言葉じゃなくて、俺の言葉をしんじろ………奈緖は俺の大事な幼なじみだ」

無限に広がる未来

周りの目なんて気にしない
正直に……素直に……

面倒なことや……傷つくことや……
色々あるかもしれない
でも大切なことは……

私は1人じゃない
あなたがいつもいてくれた
これからもずっと……
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ずっとヒロと距離をおいていた。だけど、ヒロの言葉を聞いて、あの頃のように……友達でいいんだ……

周りの目なんてもう気にしない。

「うん、私もヒロのこと大好き……」
ギュッと抱き着いた。昔のように……

キミのことを想うとめまいがした


キミの笑顔……
出会った瞬間
一瞬で恋に落ちた
キミに恋をした

恋……キミが初めて……
オレに恋を教えてくれた
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透、高校2

図書委員で知り合った1年の女の子。

ふわりと微笑んだ笑顔

女なんて、騒がしいだけで、こんな気持ちになったことはなかった。

まだ知り合ったばかりだけど、一緒にいると楽しいし、今もドキドキしてる。

過去のこも……今のこと……
昔はわからなかった
今になってわかることがある

優しいあなたに
私の心はどんどん惹かれていく

少しずつ近づいて
もしかしたら恋しちゃったのかも

優しいあなたを……
男として意識しはじめる

でもね……
あなたと私じゃ不釣り合い……
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ちょっとしたことにも、笑いあえる日常……ずっと続くといいな……

いつも私のことを考えてくれるヒロ。私のことを一番知ってるんじゃないかな?そんなヒロの優しさに……今までは感じたことのない気持ちが芽生えはしめていた。

だけど、平凡な私には不釣り合いなんだってことも、わかってる。

いつだって……
お前が選ぶのはオレじゃない

お前を好きになったのは……
いつだったんだろう?
いつの間にか好きになってた

もう余裕なんてない
いっぱい……いっぱいだ……

好きだから不安で……
どうしよもなく不安になる
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日曜日、奈緖が好きな映画を一緒に見に行く。まるで、デートみたい……だけど、奈緖は友達以上の気持ちはないんだ。わかってるけど、最近は辛いなぁ……いつかは奈緖の隣には他の男がいるかもしれない。また、奈緖が離れて行くこと想像して不安になる。

映画を見終わったあと、外は青空。

「奈緖、最近元気になったよね。好きな人てもできた?」
思いがけず顔を赤らめる奈緖……
おい……映画を見ながら想像していたことが現実になろうとしてる?
「なんで、彩花もか美月ちゃんみたいに綺麗じゃないんだろう……」
「そうか?俺は奈緖のほうがかわいいと思うけど」
昔からかわいい……変わらないよ。そのままの奈緖の笑顔がかわいいんだから……
「ありがとう。やっぱりヒロは優しいね」
「俺が優しいのは、奈緖だからだよ。奈緖が好きなヤツって、誰……なんだよ」
「目の前にいるから……勝手に聞いて……」
「え、どこ?」
キョロキョロする
「ばか……」
「え、俺?」
「だって、私も自覚しばっかり……なんだもん……ヒロが好きだって……」
「え……」
「そういう風にはなれないよね?ただの幼なじみ……」
青空の下、やっと恋にたどりついた。
「奈緖のこと、ずっと好きだった。好きじゃなきゃ、2人で映画を見になんてこない。これからも、ずっと俺の隣で笑っててくれよ」
「私も好きだから……」
スイーツよりも甘い甘い言葉……やっと聞けた。脳みそが溶けそうなくらい幸せ
「もう離してあげる気ないから………」
ギュッと抱きしめて、耳元で囁いた。耳まで赤くなる奈緖。逃げようとしたけど、抱きしめたまま……赤くなった顔を見られたくなかったから……