つまらない……
あなたがいないから……
心に穴があいて
心が悲鳴をあげていた
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遊園地集合だったので、奈緖と行こうと思って、奈緖の家に電話をかけたら、もう出かけたって……もう出かけたんだ。急いで家を出た。遊園地に、まだ奈緖はきていなかった。そして、美咲から「奈緖とマルは来れなくなったんだってー」え?それなら、私……ここにいる意味がない。「それなら、私は帰る」って、言ったのに結局4人で遊園地……
なんかダブルデートぽい。だけど、なんで?美咲は大地と付き合ってるんじゃないの?ヒロの隣を歩く美咲。大地の機嫌が悪くなるのをひしひしと感じる。ヒロも不機嫌……早く帰りたい。奈緖達に写メ送るから、笑って……と言われ、その写メを奈緖に後で送るって……
いつもだったら、夕飯も食べる。だけど、すぐに帰ることになった。え?家が近いからって、ヒロが美咲を送るの?
「ごめん、俺、このまま別行動するわ……」
「あ……じゃー私も……」
2人を残して、歩き出した。そして、ヒロと歩いていたら、「ま……待ってよ……私も……」「お前は、大地と帰れよ……」「なんで?」「お前たち、付き合ってるんだろう?俺達、邪魔する気ないし……」
そして、楽しそうに歩く奈緖とマルを見かけた。あと知らない男の子と女の子。なんで……?4人の後をつけると、途中でわかれて、マルと奈緖が2人で帰る。何を話してるのか、聞こえなかった。だけど、途中から2人が密着する。恋人つなぎ……
奈緖の家についた。引き返してきたマルに会った。
「奈緖と付き合うことになったから……お前たちは4人で仲良くすればいい。」
「何言ってんだ……よ」
「奈緖を傷つけるお前たちのことは、許せない。もう奈緖に近づくなよ。」
「ふざけんな。俺達友達だろう?」
「これからは、俺が奈緖を守るから……じゃーな」
そして、そのまま……奈緖と会えないまま、昼休みは終わった。心が悲鳴をあげていた。
なんでこんなことになったんだろう?
オレの気持ちはどうなるの?
勝手に話が進んでいく
もう戻れない?
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遊園地の帰り道、奈緖が仲良さそうにマルと話してる。なんで?あとをつけた。
そして、マルから奈緖と付き合うことになったときいたんだ。奈緖に近づく……な?勝手に決めんな。
そして、彩花と奈緖の家にいった。そして、マルと付き合うことになったと、言われたよ。「私達にかまわず、4人で仲良くしてね……」マルと同じことを言った。
俺の気持は……?ぼーぜんとするおれ達……奈緖は、家に入ってしまった
そして、父さんがいない時は奈緖の家に預けられていたのに、それもなくなり、1人で家にいると、思い出すのは奈緖のことばかり……
奈緖に会えないまま、春休みが終わった
まだ恋愛でもない
でもこれからつきあえるって期待してた
なのに……
イヤな過去をぬりかえたかった
彼がいれば何もいらない
諦めなければ何かが変わるはず
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なんで?ヒロは、私と付き合ってくれない……の?もう一度チャンスがほしかった。でも、またうまくいかない
何度もふられ、何度も諦めようと思った。でも諦められなかった。ずっと、ひきづっていた。
奈緖が離れれば、きっと私を好きになってくれる。邪魔な奈緖がいなくなればいいのよ。ヒロがいればいい。誰に嫌われたってかまわない。
状況は刻々と変わっていく
いつまでも変わらないものなんてないんだね
あの頃の私達はこうなることなんて考えてなかった
私の心にふる雨
そして空も雨模様
絶望の暗闇の中に
光をさしたのはあなただった
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美咲から、4人で撮った写メが送られてきた。「皆で楽しかった。だから、これこらも邪魔しないで。彩花も言ってたよ。ヒロも、幼なじみだからってつきまとわれて迷惑だって言ってるよ。」
マルの練習を見に行った帰り道……
「奈緖、なんかあった?」
「え?なんで?」
「顔見たら分かるよ……」
「そっか……」
「言いたくないなら、言わなくていいから……」
「うん……」
「美咲から、メールがきたんだ。」
って言って、美咲からのメールを見せた
「俺が知らない間にそんなことになってたんだ。あんな奴らのこと気にするな。俺がついてる……から。」
「そうだよね……」
「奈緖ちゃん、これから時間ある?」
「なんでですか?」
「みんなで花見しない?」
「そうなんだ。それなら、行くよ」
そんな話をしながらマルの友達の俊一くんの彼女の美月ちゃんと花見をした。ジュースとお菓子を買って……
楽しい会話……イヤなこと忘れられた。
2人とは別れて、マルと帰った。
「気分転換にはなった?」
「うん……ありがとう」
みんな、優しいね。
いつも助けてくれるのは、マルだった。
他の人なんかといないで
もっと私といてよ……
ねぇ……離れていかないでよ……
私にはあなたが必要なの……
彼女のことが頭から離れない
彼女のことが気になり眠れずに過ごす夜
拭いきれない不安
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急に奈緖が離れていった。春休みも全然会わなかった。なんで?私、何かした?入学式、ヒロとは同じクラスになれたけど、奈緖とは離れてしまった。でも、休み時間は一緒だよね?
次の日ヒロと話ながら、奈緖がくるのを待っていた。だけど、奈緖がくることはなかった……
そして、放課後……奈緖のクラスに行った。ヒロの部活が終わるのを待って一緒に帰るんだと思っていた。
「奈緖、ヒロの部活終わるの待って、一緒に帰るんでしょ?」
「彩花は待っていてあげれば?私は先に帰るから……じゃーね。」
「奈緖、待たない……の?」
「奈緖ちゃん、もう帰る?」
「あ、うん、帰る。彩花……じゃーね」
「奈緖……」
教室に戻った。たった1人で、ヒロを待っていた。
帰りは、いつものような楽しい雰囲気はない。流れる沈黙……奈緖がいないとダメなんだよ。
なんで奈緖の隣にいるのは、私とヒロじゃないの?私はなんのために、奈緖と同じ高校にきたの?明日は……話せる……よね?
彼女に振り回される
分かってたけど
勝手すぎてたまについていけなくなる
お前以外考えられないよ
これ以上ないくらい好きだ
どんなお前だって愛おしい
守ってあげたくなる
お前の近くにいたかった
幼なじみの境界線を越えたかった
でも超えられないまま
お前は他のヤツに恋していた
一度は諦めた
でもお前は失恋した
まだチャンスはある?
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サッカーの強豪校をすすめられたけど、奈緖をおいかけて、この高校にきた。
本当は中学の卒業式のあと告白するつもりだったけど、その前に奈緖が大地にふられていた。告白できないまま高校に入学。
いつか、幼なじみの境界線を超えて……
残念ながら、奈緖と同じクラスになれなかった。それでも、奈緖が休み時間に遊びにきてくれると信じていた。でも、奈緖が遊びにきてくれることはなかった。
サッカーの部活の終わるのを待ってくれてると思っていた。中学の時みたいに……だけど、彩花しかいなかったんだ。彩花に聞くと、奈緖はもう帰っていた。朝も朝練があるから、一緒になることはない。朝練が終わった後、教室に向かってると……2人で仲良く歩いてる奈緖と知らない子をみかけた。絶対に俺に気づいたはずなのに、挨拶することもなく、俺の前を素通りしていく2人……まるで、俺なんて知らない……って感じで……2人を追いかけて、「無視すんな……バーカ」ちょっとおちゃらけて言った「あ、弘人くんおはよう……」と言った奈緖……よそよそしい……そして、今までのようにヒロと呼ばなかった。呆然とそているうちに、2人は去っていった。大好きなふわりとした笑顔もなかった……
もう……俺のことしか考えられないくらいめちゃくちゃ強く強く抱きしめたら……無理矢理にでも……なんて、こんなに好きな奈緖にそんなことできねぇ……
そして、奈緖と話せないまま……時間だけが過ぎていく
学校にはもう居場所はなかった
どこにもないんだから……
大丈夫……たった3年……
3年我慢すれば……
だけど限界はくる……
人生に絶望しちゃった
あの時……
あなたに会わなければ
今の私はいない
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彩花……中学の思い出したくない記憶。
中学に入ってすぐ、いじめられてる子がいた。なんとか助けてあげたかった。先生に話したら、「うちのクラスにイジメなんてない。」って言われ、全然話を聞いてくれなかった。そして、イジメを助けたら、私がイジメのターゲットになった。イジメを助けた子に「彩花と友達だと思われたら、また私までイジメられるから、私に話しかけないで……」上履きがなくなったり、ノートが破かれたり、机に落書きされたり、ネットで悪口を流されたり……
辛くないわけじゃない。私にだって限界はある。誰もいないと思っていた屋上に行った。先客がいた。空の写真を撮っている奈緖だった。同じクラスだけど、話したことはなかった。「あ、ゴメン。邪魔しちゃったかな?」「全然邪魔じゃないよ。」ふわりと微笑んだ。
一緒にクラスに戻る。そこにいたのは、私の机に嫌がらせをしている人だった。またか……現実は変わらない。期待もしてなかった。
「何してるのかな?」
声を上げたのは、奈緖だった。
「べ……別に……何も……」
「そこ、彩花ちゃんの机だよね?」
机の中身を取り出す奈緖。私の机に落書きしていた子の机と私の机を変えていた。
「そんなに絵を書くのが好きなら、自分の机にやりな~。」
「奈緖帰るぞ……」って、サッカー部の弘人くんがきた。そして、奈緖が弘人くんに言ったんだ。
「あ、ヒロ……もう部活終わったの?今日から彩花ちゃんも一緒に帰ることにしたから……」
「そっか、じゃ3人で帰るか……って、支度終わってんの?」
「まだこれから、ちょっと待ってて……」
「相変わらずトロいな……」
暗い闇の中にいた私に光を与えてくれたのは、奈緖だった。あれから、奈緖とヒロと大地と美咲とマルのグループに入ってからは、イジメられることはなくなった。
学年一番のイケメンのヒロ、マドンナって言われてる美咲、スポーツバカの大地、優しいマル。そして、笑顔がかわいい奈緖。ヒロと美咲がいると、絵になるなー。奈緖が大地を好きなのは、すぐにわかった。応援していたけど、告白してふられてしまった。ヒロと美咲がカップルだと思っていたけと、美咲が付き合ったのは、大地だった。高校は、もっと上のレベルの大地と美咲が行った高校も行けたけど、奈緖と一緒のここにきた。マルはサッカーの強豪の男子校に行った。ヒロもそこに行くと思っていたのに、一緒のとこ…
中学の仲良しグループで会うことはなくなっていた。
でも、謎なのは、ヒロはなんでうちの高校にしたんだろう?
一瞬にして崩れていく
私の居場所はもうどこにもないんだ
あなたと一緒なら
悲しいこもや辛いことは半分
嬉しいことや楽しいことは2倍だった
あなたは私のものだったのに……
あなたと、一緒にいないとダメなのに……
あなたがいなければ私の幸せはもうない
あなたがいなければ私はダメになる
色々と考えて悶々としてる
もう何も考えられない
胸の奥がだんだん苦しくなる
胸が締め付けられる
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一瞬にして奈緖を失った。奈緖の隣にいるのは、もう私じゃない。入学して1週間……奈緖とは全然話せない。満たされない想い……何してるの……私……誰もいない屋上で泣いた。
奈緖がいないと、私……1人……どうしようもなく2人で話したくて……弱い自分が情けなく感じた。自分のことばかりで……どうしてわかってくれないんだろう……って思って、イライラしていた。
どうしたらいいのか、わからなくて……ただ泣いていた
そして、屋上に現れたのは、ヒロだった。
ヒロにまで心配かけちゃって、自分が情けなくなるよ
何も言わず、頭をポンポンとなでる優しい手……やっぱり優しいね。
そして、この2人を見た人がいた。
ヒロといても、寂しさだけが増していく。
毎日が楽しかった……あの頃……
でもずっと続かない……んだね
いつも空回りばっか
涙が出そうになる
うかれてたのは私だけ……
胸が張り裂けそう
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奈緖は、友達の彩花といつも一緒にいた。
いつも、彩花に話しかけていた私……だけど、クラスが離れてから話に行かなかった。彩花がきたのは、ヒロの帰りを一緒に待とうって言った1回だけ。
そして、その後は話すこともなかった。噂話を聞いて、2人に謝った。
「奈緖ちゃん、大丈夫?」
そんな優しい言葉を言ってくれるのは、美月ちゃんだけだった。