トラブルを乗り越えて
様々な障害を乗り越えて
全てを乗り越えて

やっとつかまえた
オレだけのお姫様
大好き……だよ

何もかも昔のままだって信じていたいけど
変わることもあるのかな?

好きな気持ちはきっとオレのほうが大きくて……
いつも気持を伝えるのはオレで……
一緒にいても不安だった

だけどキミがいるだけでいい
もう何もいらない
キミがいなくなったら生きていけない
もう何があっても離さない
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色んなことがあったね。あれから、何もなかったように、変化のない毎日……だけど、こんな普通の毎日が大切なんだ。隣には、奈緖がいてくれる。それだけでいい

でも、今も不安なんだ。本当の気持ちはどうなんだろうか?LIKE?LOVE?

もう、嫉妬して、嫌われたくない。だけど、もっと一緒にいたいし、奈緖の全部を俺だけのものにしたい。

父さんは今日は帰ってこない。一人きりの部屋……

美月ちゃんと遊んだ後、奈緖が家にきてくれた。デートできなかったことでへこんでたけど……

「奈緖は……誰のもの?」
赤くなった奈緖は……
「ヒロ……」

感じる……奈緖のドキドキ……
感じて……オレのドキドキ……

これからも、ずっと一緒にいて……

手をつかんで……想いをこめて……キスした

このままじゃ……奈緖への想いをごまかせなくなっちゃう……

「がっついて、嫌われたくないし……」
「嫌いになんてならないよ……だったら、ヒロが一人きりの部屋にきたりしない……よ……」
真っ赤な顔をして、うつむいた

我慢しようと思ったのに、理性が吹っ飛んだ。

「ヒロ……ヒロが思うよりも……ヒロでいっぱいなんだよ。ヒロ以外目に入らない。」
なに……かわいいこと言って……んだよ……

初めて……繋がった心と体……





オレの気持ちは……
お前でいっぱい
気持ちは大きくなる一方で……
気持をおさえられない

出会ってからずっと……
お前しか見てない

オレの目にお前だけを映させて……
お前の目にオレだけを映して……
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あれから、2人で過ごす時間が増えた。こんな風に奈緖が隣にいてくれる。ありきたりな時間が、ずっと続いてほしい。

「ヒロって、いつも余裕たっぷりで……」
「余裕なんてねーよ」
「いつも私がドキドキしてても、いつも余裕そうで……」
「余裕そうに見えてた?」
「え?う……ん」
「奈緖といると余裕なんてなくなるよ……」
「それって……どういうこと?」
「油断したら、誰かに奈緖を奪われそうで余裕なんてなかったよ」
奈緖に惹かれていくほど、苦しくなったよ。奈緖の初恋は俺じゃない。奈緖の初彼は俺じゃない。それを知るたびに、苦しかった。
「そんなことを考えてたの?そんな相手いないって……」
って、笑った奈緖。奈緖が気づいてないだけだ。今まで奈緖を見ていて、奈緖にむけられた視線に気づいてないだけだ。なにげに、男どもの話題にのぼっていた。隣に俺がいたから、防げていただけ……何もわかってなかったんだな……これだから、ますます不安になる……

今……誰よりも奈緖の近くにいるのは、俺なんだ。

奈緖の瞳に映る俺……
俺の瞳に映る奈緖……

「私は、ヒロが好きだよ」
ぎゅっと抱きついてきた。

ヤバイ……かわいすぎる。ますます好きになっちゃう。どんだけ好きにさせるつもり……なんだよ。

彼は大事にしてくれる
けれど私じゃ釣り合わない気がしていた

どこか空回りしてた

彼の気持ちが……本心が……知りたかった
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ヒロと一緒にいても、どこか空回りしてて、釣り合わない気がしていた。

でも、あの日のことを思い出すと……愛を感じられた。

いつも余裕だと思っていたのに、ヒロも不安だったんだね。

「奈緖、俺が簡単に手放すと思ってんのか?俺が手放すことはない。何があっても……。奈緖は簡単に俺を手放すのか?」
「絶対に離さない」
もっと好きになってほしいから、頑張る。

ただ前へと進む。ヒロと一緒に幸せな未来へと、進む

別れても好きな人……
あなたとの初めての恋だった

あれから連絡を絶っていた
それでも好きな気持ちがよみがえる

自分で決めたのに……
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彼と別れて……もう忘れたと思っていても、奈緖たちが仲良くしてるのを見ると、彼を思い出す。別れを決めたのは、私なのに……

奈緖と歩いていた帰り道……彼が現れた。
「俺、やっと気付いたよ。やっぱ美月じゃないとダメなんだ。もう一度付き合って……」
って、言われたけど、愛されてるって思えない。バカだな……勘違いしちゃダメ……もうあの頃とは違うんだね。離れた気持ちは……これ以上勘違いしないためにも、距離をとろう……
「私なら大丈夫だよ。彼女と幸せになって……もうあなたなんて好きじゃないから……」
好きじゃないなんてウソ……本当はまだ好き……
「それなら、せめて友達に戻ろう……」
どうして?そんな簡単には戻れないよ……
「無理……」



好きになるのに理由なんてない

あなたと目が合うだけで嬉しかった
これが……恋……

耳に残ったあなたの声が……
あなたのことを考えるほど……
逢いたくなる

これから……きっと……
一生の恋になる
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奈緖と弘人……2人は着々と愛を深めていき……今は2人きりの時間を過ごしたい……な。

1人でも平気って思っていた。でも、今は1人じゃない。1人でも平気って言っていたのは、傷つきたくなかったから……気持ちにフタをして、強がっていた。本当は、1人じゃいやだった。もう気持ちに嘘はつきたくない。

あなたといられることが嬉しくて、楽しくて、まわりが見えてなかった。

友達が大切。わかっていたはずなのに、彩花と美月ちゃんとの時間が減っていた。

彼との心の距離が離れていた
でも簡単に割り切れない

いごこちの好い関係だった
だけど本当の気持ちはなかなか聞けなかった
近くにいたのに遠くに感じる

別れたけど嫌いになれない

初じめての恋……
初めてのキス……
私の初めては全部彼だった

だけど彼はもういない

忘れられない恋……
ダメ……ダメ……さっさと忘れなきゃ……
でもまだ残ってる……心の奥底に……
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奈緖と一緒にいる時間が減った。奈緖と弘人が仲良くしてるのを見ると、彼のことを思い出す。わかれたけど、まだ心の中に……

これまでたいしていいことなかったけど、彼と出会えてよかった。彼がいなかったら、奈緖ともであえてなかった。彼の幸せを……祈っている。

私は奈緖に出会えてなかったら、きっと今も失恋に苦しんでいた。恋は終わりがくるけど、友情は終わらない。奈緖との絆はつながってるって信じながら……

奈緖の存在は、唯一無二……かけがえのない友達

中学の時は1人の味方もいなかった。あの頃は、イヤなことだらけだった。私は内にこもり、自分を守った。何も聞きたくなかった。何も感じなかった。そんなわけはない。本当はずっと傷ついていた。いつも1人だった。そんなとき現れたのは……奈緖だった。

でも……ね。最近は不安になる。弘人とつきあい始めてから、一緒にいる時間が減った。奈緖が幸せなのに、もっと奈緖といたいって……思ってしまう。

それぞれの想いが交差する

あの時の私は何もわかっていなかった

あんな男と思いながら……
あなたの言葉が嘘か本当かわからないのに……
あなたの優しいら甘えたくなってしまう……
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彼と別れても、友達がいてくれるから平気だった。だけど、奈緖との時間が減って淋しかった。

そんな時、彼からもう一度やり直したいと言われた。彼の優しさに……淋しさを埋めるために、やり直すことにした。

彼が奈緖に2人が別れた原因は奈緖のせいだと話していたことを、知らなかった。

そして、奈緖と話す時間はなくなっていった。

私は孤独に押しつぶされそう。奈緖といると、気持よくて夢みたいで、幸せな日々だった。あの時間ははずっと続くと信じていた。彼と付き合っても、心の中にとどめておいた想いがあふれてくる。
友達だと思ってた
あなたとならきっと永遠に続くと信じていた
だけど違ったんだね

楽しかった時間ってあっというまに終わる
せつない……ね

少しずつ変わりはじめる日々

今は何も話したくない

なるべくごまかして
色んなことを見ないフリしてきた
これ以上傷つきたくないから……
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美月ちゃんが彼とよりを戻した。元気になってよかった

そんな時、美月ちゃんが「毎日話しかけてきて鬱陶しい。」「友達ヅラして……」と、彼に話していたと聞いた。これ以上は、聞きたくなかった。なんだ……友達だと思ってたのは、私だけだったんだね。涙が止まらない

仮病で学校を休んだ。一日中泣いて……

心配して、家にきてくれたのは彩花だった。そして、かくかくしかじか……この間のことを話した。

「美月ちゃんがそんな子だとは思わなかった。でも、大人しいから話しかけられて断れなかったのかもしれないね。」
そう……きっと、そうなんだと思う。もしかしたら、彩花も……
「彩花も、イヤだったら……」話してる途中で……
「イヤだったら、中学の時からずっと一緒にいないよ。これからもずっと一緒にいるよ。」
彩花の言葉に、また涙がでてきた。
「もう……なんでまた泣いてんの……よ」
「これは、嬉しくて……」
ギユっと、彩花が抱きしめてきた。あったかい……

そして、美月ちゃんと話すことはなくなっていった。


なんで……?
どうして……?

手を伸ばせば手が届く距離にあなたがいるのに
あなたと話せない
特別だと思ってたのは私だけだったの?
私……舞い上がってたかも……

あなたといると自然な自分でいられた
どうしてあなたの前では素直になれるんだろう?

あなたと過ごす時間が楽しかった
今は独り
今までは独りでも平気だった
でも今は胸が苦しくなる
私が私でいられなくなっちゃう

喜びも悲しみも
全て思い出に変えていく
手のひらからボロボロとこぼれ落ちていく
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彼といても、以前のように楽しくなかった。

学校で奈緖ちゃんと話さなくなった。中学の時に戻っただけなんだけど、奈緖ちゃんとの楽しい時間を思い出して胸が苦しくなる。胸がつぶれそう……

奈緖ちゃんは、ほかのクラスメートと話してる。そこはこの間までは私の居場所だったのに……私には誰もいないの……充分すぎるくらい幸せだったもの……現実にもどるだけ……これが私の現実……日々は否応なしに過ぎていく。

でも、なんで急に奈緖ちゃんは……1人で考えたって、答えなんかでない。気がつくと、奈緖ちゃんを目で追っていた。ぶつかる視線……ふいっと、目をそらされる……

クラスメートと少しだけ話した。「美月ちゃんは彼がいていいねー」「そんなの……」と言いかけて、違う子に声をかけられて、離れていった。彼がいるだけで、なんでプライベートも充実してると思うんだろう……か?彼がいても、何か物足りなくて……幸せを感じられなくなっていた。

友達と過ごす時間。それは、奇跡みたいなものだね。そんなありふれた奇跡の時間をあなたと過ごした。喜びも悲しみも全て思い出に変えていく。あれは現実だったんだろうか?手のひらからボロボロとこぼれ落ちていく。