土曜日、ほんとに雄斗くんとお祭り行くんだ…。


なんだか緊張するなあ。


…あ、浴衣が古いのしかない……。


……祐といつも行ってた時の。


でも、ちゃんと先に進まないといけないよね。


祐だって、きっと進んでる。



よし、じゃあ明日浴衣見に行こうかな…


そうこう考えているうちに、私は眠りについていた。



「おはよ〜〜」


「あら、珍しいわね。真琴が1人で起きてくるなんて。」


「私だって1人で起きることくらいできるよ。あ、それはそうと、お母さんにお願いがあるんだけど…」