さっきまでおびえていた気持ちはどこにいったんだっていうくらい、柚美ちゃんからは予想だにもしない優しいメールがきた。


ああ、これで私やっと一歩ふみだせるんだ。



「ありがとう。でも、このこと渓くんには言わないでおいてほしいんだ…。雄斗くんから渓くんには言わないでって言われてて…」



「了解!渓くんにはこっちからなんとなくで通しとくよ!真琴、楽しんでね!」



「ほんとにありがとう、柚美ちゃん」


それから、もうすぐ夏休みだね〜とか、
日常的な会話を少しやりとりすると、
おやすみ、と送って終わった。