俺は腹が立った。


こんなにもからかわれてるのか。


むすっとして楽しそうにニヤニヤ言ってくる彼女と反対側に歩き出す。


「ちょちょちょちょ、ちょっと待ってよ祐くん」


慌てふためいた彼女が追いかけて来て、腕を掴まれた。


「君、俺のことなめてるよね?ごめんだけど、今日はもう帰るよ」


「冗談だよ!Just kidding!映画はもういいからさ、ご飯いこう!ご飯!」


彼女が慌ててるのがわかる。


俺はそのまま、また腕を掴まれて、ショッピングモールへ連れていかれそうになった。



…そんな時、俺は目を疑う光景を見たんだ。