「見張ってもらわなくてもドジなんかしないよ」
私はちょっとムキになって膨れ上がった。
でも、同時に照れてもいた。
そんな私をみて、渓くんは面白そうに笑う。
ちょうどテレビで漫才でもみているかのように。
それが余計に私を腹立たせるんだけど、渓くんにはいつもお世話になってるからあえてスルーする。
「そういえば、いつからいたの?」
「1限目の休み時間から毎回。やっと出てきてくれたでほんまに」
「え、そんなに来てたの?声かけてくれたらいいじゃん」
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…