「あ、ほんとだ…。しかも隣の隣だね、なかなか会えないかも…」


柚美ちゃんの名前ばかり見すぎて、渓くんの名前をみていなかった。


クラス離れちゃったのか…。


でも、むりに詰め寄られることはなくなるな…


残念と微々たる喜びが頭を駆け巡っていると、


「んじゃ、俺遊びに行くわな。クラス違ごうても遊びに行ったらあかんわけちゃうやろ?毎日でも会いにいくわ。」