私に明るい明日なんてあるんだろうか。


まるで明日にでも死ぬような気分で柚美ちゃんのいなくなった先を見つめていた。





…卒業式もまもない頃、私は衝撃的な知らせを受けた。


それは、祐が父の事情で大阪へ転校するということ。


卒業式の日に立つ…みたい。