「ほんと、ごめん。でもお願いだから、もう帰って。あと、二度とうちに来ないでほしい。」


相変わらず伏せたままの祐が放った言葉は、私の胸を突き刺した。


「もう、好きにすればいいじゃん!祐なんて大嫌いだよ!」


とうとう、込み上げてきた感情を抑えきれず、私は怒鳴ってしまった。


そのまま階段を駆け下り、お礼を言うのも忘れて家を飛び出してしまった。