「…見えてるかな?撮れてる?よし、

じゃあ始めようかな…」


懐かしい祐の声。
しぐさ。


たったこれだけ見ただけなのに涙が溢れて仕方がない。


「真琴、昔つくってた歌のワンフレー

ズ入れて歌つくってみた。真琴に、真

琴だけに届ける歌。俺の一生の中でた

った一度しかないからよく聞いとけよ

?まあ、俺がそうしないと納得いかな

いからなんだけどさ。

…真琴?今泣いてるよな。

ごめんな。俺が死んで、こんなの見せ

られて。まだ死んではないけど、その

くらいはわかるよ。真琴のこと、ずっ

と見てきたから。でもさ、これからも

見てるから。気ぃ抜いてドジすんなよ

?俺がいなくても真琴なら大丈夫。

そんなメッセージ込めて歌います。

『Always』聞いてください。…なんか

恥ずかしいな。」