あまり言葉を交わすこともなく、みんなそれぞれの家へ帰宅する。


家に着いて、そのまま自分の部屋へ入る。


お母さんも祐のことは知ってたみたいだから、何も言わなかった。


テレビをつけ、ベッドに座る。


DVDをジャケットから取り出すと、ネームペンで『Always』と書いてあった。


「…Always?」


誰もいない部屋でつぶやく。


そして、そっとプレーヤーにのせ、読み込む。