看護師さんに言われて急いで祐の病室に向かうと……………!?


「…祐!祐ぅっ……!!!」


私は思わず叫んで走り出していた。


…先ほどから看護師さんたちが忙しくしていた理由は、祐だった。


酸素マスクをつけて、腕やらなにやらに管を通して、祐は命の危機にあった…。


「…嘘でしょ、祐。ねぇ祐!しっかりして!!」


「落ち着いてください、」


看護師さんがなだめるのもよそに、私は祐に大声をかけ続けた。


その時。かすかに、祐の目線がこちらに向いた。