二人とも、向き合いたくもない現実に立ち向かう、そう決心したから。
祐の存在が、またそうさせてくれたから。
…そういえば。あれから祐が電話に出ることはなくなった。
そんな体力もなくなるくらいになってしまったのかな。
そう考えちゃうけど、渓くんは
「なんかあったら俺らに連絡くるって。きてないんやから、安心しい」
って、励ましてくれる。
なんやかんや揉めたり、泣いたり、怒ったりしても許せる。
許すことができる。
そんなトモダチと出会わせてくれたのはまぎれもない祐だから。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…