「真琴…、祐くんが……倒れた」


一番聞きたくない言葉だった。


祐が……倒れた…?


その場で全身の力が抜けたように崩れ落ちる。


「でも、命に別状はないみたいやから、な、落ち着いて真琴」


「落ち着けるわけないよ…!」


私は絶望とイライラと悲しみが混ざって、声を上げてしまった。


終始私の目からは滝のように涙が流れ落ちている。