お風呂から上がると、柚美ちゃんはもうすでに寝ていた。


きっと祐のことで泣きつかれたんだ。
私も、柚美ちゃんも、渓くんも。


どうしていいのかわからない現実に突きつけられ、苦しくもがいている。


……渓くんは、いつから知ってたのかな。
このこと。


あの口調から言うとすでに知ってたように思えるんだけれど…。


柚美ちゃんの可愛らしい寝顔を眺めながら、私はベッドに腰を下ろす。


ふあぁぁ。


さすがに朝から晩までフルでやっていたら体力がもたない。


そして今日も、昨日と同じように深い眠りについた。