柚美ちゃんが私も思うことを聞いた。
「なんかね、祐がいなくなってから私強くなった気がするの。でもそれは私自身が変わったんじゃなくて、柚美ちゃんと渓くんのおかげだよ。二人がいつも私を支えてくれたから、今の私がいる。ほんとに、ありがとね」
「なによ急にあらたまって。私も、真琴と渓くんと一緒にいれて楽しいよ」
思わず私は柚美ちゃんのベッドに飛び乗り、柚美ちゃんにぎゅーっと抱きつく。
「もお、真琴ったら〜」
「柚美ちゃん、だいすき」
目を合わせてふふっと笑う。
「さ、そんなことしてないで、早くお風呂はいってきなさい」
まるでお母さんが言っているみたいで、吹き出してしまった。
柚美ちゃんはもお、こらといった感じで頬を膨らませていたけど、目元は笑っていた。