「本当、ごめんね。1日無駄にしちゃって」
「全然、真琴の気が済んだんやったらそれでええ。この歳になって水族館も、飽き飽きしてたし。な?」
「まあね。それより、真琴が普通に戻ってよかったよ」
水族館にずいぶんとイキイキしてた柚美ちゃんも、私に気をつかってくれていた。
15時になって、集合がかけられた。
それからみんなでホテルに向かった。
ホテルは結構高級感があって、きれいだった。
部屋割りも自分たちで決めてよかったので、私は柚美ちゃんと二人部屋になった。
部屋に入って、二人ともベッドに腰を下ろす。