「…一晩ゆっくり考えるよ。アドバイスくれて、ありがとう。おやすみ、真琴」
そう言ってお兄ちゃんは、ソファで目を閉じた。
私もそれに続いて、目を閉じる。
その瞬間、まぶたの奥にじわっとあたたかいものを感じた。
……祐だ。
久しぶりに祐のこと人に話したから。
今まで耐えてきた涙が堪えられなくなってしまったんだ。
……祐は今なにしてるのかな。
元気かな。楽しんでるかな…
でも、泣きつかれていたようで。
知らずしらずのうちに眠っていた。
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