そうして悠ちゃんは、全部話してくれた。


私の勘違いだったんだ。


「良かったぁ...」

「泣くなよ。帰るぞ。」


真由子にお礼を言って、
家を出る。

私、幸せだなぁ。

手を繋いで家に帰る。

悠ちゃんは、私のことちゃんと考えてくれてたんだ。

照れくさいのか、
悠ちゃんはこっちを見ない。


そういう悠ちゃんも、


好きっ!








「...俺の方が好きだ ばーか」


「え、なんて言ったの?聞こえないよぉ!」


「なんでもねぇよ」