父さん……!?
「う、ウチのクラスにイジメなんてありませんので」
「おや?おかしいですね……娘が物を隠されたり
教科書やノートを落書きされたりしていますよ?
仲間外れも……これは、イジメなのではないですか?」
「ち、違います。クラスの子達にも聞きましたが
ふざけたことがあってもイジメていないと言ってます。
そのような事実は……」
何としてもイジメを隠したい三田先生。
この人は、生徒のことより自分のために
問題を起こしたくないらしい……。
これで先生なのだから呆れる。
「それは、おかしいですねぇ~教科書や
ノートには、確かに落書きされていたし
あなたも心愛に見せられ知っているはずだ!
それだけではない。他にも気づいているのに
見ないふりをしていた」
「そんなことは……」
「心愛や俺を見てそんなことは、言えますか?
嘘や隠し事は、いずれバレるし
仏様は、全てお見通しだ!」
三田さんをジッと見ながら語る父さん。