空を見ている内に学校は終わっていた。

帰り独りで下駄箱に向かった。

何人か声はかけてきたが、聞こえない

ふりをして、スルーした。

家について、携帯を開くと

知らないアドレスからメールがあった。

【急にごめんね★よかったら返事下さい】
美來は携帯を少し見つめて、返信をした

【誰?】

返事は三分くらいできた。

【美空 茜っていうよ!!】

美來は驚いたように携帯を見た…。

【茜?】

恐る恐る聞いてみた。

数分後に返事がきた。

【うん★】

「茜…。」

美來は呟くと目に涙を浮かべた。

そして一つのアルバムをひらいた。

「ねぇ…茜じゃないよね?」

美來はそう呟くと目を閉じて

眠りについた。

これが美空 茜との出会いだった。