【詩集】かすみそう

私たち



似過ぎてたのかな?



合わせてもないのに


同じ事しだしたり



同じ事言ったり



それは



いけなかったの?



でも…ね?



私は



世界一



お似合いだと思ってた



だって



あんた以外の人が



私の隣にいる想像が



未だに



できないの。







飛びたいな



そう思って



手を広げてみる



何で



こんなに



心惹かれて



やまないのかな



私が好きな君…みたい



だからかな?



いつも黙って見守る



君ソックリ



好きだよ



まだ



君には言えないけど



空に贈る



私の心



自分のエゴを



優先する奴なら



あんなに



苦しまない



他人の気持ちなんて



本人じゃないと



分かんないかもしれないけど



それでも感じるんだよ



ここで否定したら



傷付けてしまうって


“愛してる”



って言えない



何で?



そう聞かれても



分からない



あなたの声



抱き締められる腕の中



笑顔



もちろん



憎らしいトコロもあるよ



けど



何だろう



悔しい位



愛おしいと思うよ



スキよりも大きい



気持ちかもしれない



愛してるよりも



大きい…



気持ちなのかもしれない



だからさ



分からないよ



その言葉の



ある場所が



心のどこにも



見つからないの



全力で走ったら



当たり前に



息切れをした



何だか



息切れしてる



自分が情けなくて



もう一度走る



やっぱり



息切れして



涙が出てきた



全力がこれだけなんて



悔しいから



もう一度走る



泣きながら



走る



何がしたいのか



分かんないけど



とりあえず



走る



限界なんて



見たくないから



ザッブーン



海の手招き



ザッブーン



おいでよ



ザッブーン



何か



ちょっと



怖い



ザッブーン



夜の海



ザッブーン



真っ暗だけど



こんな落ち着く場所は



ナイ



ザッブーン



海も生きてる



ザッブーン



だから



今日も







生きる



ねぇ



笑って



ねぇ



笑ってよ







笑い方



忘れちゃう



君が



笑わないと



忘れちゃうよ



君が笑うと



私も笑うから



ねぇ



目を覚まして



大きな手で



髪をグシャグシャって



してよ…



お願い



笑顔を



見せて



過去は変えらんない



嬉しい事も



悔しい事も



全部



君が辿ってきた道



未来を気にしたって



しょうがない



なるようにしか



なんないんだから



そのなるようにしかなんない



“イマ”の中で



どれだけ自分は輝ける?



緊張したって



怖くったって



ヘラッて笑って



過ごしてみ?



下向かないで



今を見て。



自分を…



受け入れるのは難しい



もしかしたら



他人を受け入れるより



難しいかもしれない



だって



自分からは



一つも



目をそらせないから



イヤなとこも



いいように



解釈してしまうから



それは



自分じゃない



ちゃんと見たら



すっげー



醜いかもしれない



すっげー



無様かもしれない



でも



ソレを愛してやんなきゃ



自分なんて



受け入れられない



まず



難しい



けど



こんな自分を



愛してくれる人がいて



初めて



自分を好きに



なれるかもしれない



それって



幸せ。