少ししたら人影が見えて来た。
どうやら一人のようだ。
そして何やらあたふたとしている
なんだか…危なっかしいやつだな…
ってそんな事考えるひまないわよ!
あっちはまだ気付いてないみたい…
流石の私でも正面から
突っ込むバカじゃないわ
だからそっと太めの木の枝に登って
ブーツに忍ばせておいた
小型ナイフを手に取り…
少し低めの声で言い放った…