その時、メールの受信音が鳴った。
確認すると亜弥から海に行こうとの内容だった。
「ちょっと亜弥んとこ行ってくるねー!」
「うん、わかった!」
部屋を出てホテルの入口を出ると、
外で亜弥が待っていた。
「あ、真梨恵!早く行こー!」
「うんっ!」
私達の他にもせっかくだからと
海に行く人は多く、
私と亜弥が海に着くと既に沢山来ていた。
海を見るなり、私は声をあげた。
「わぁー!やばい!めっちゃきれ〜い!」
目の前に広がっているのは、
白い砂浜と下が透けて見える程に透明感のある水色の海、
海と空が繋がっているような水平線だった。