「俺も愛してるよ。お前は俺が一生守る。 今はこんな安もんの指輪だけど、 卒業までに金貯めて本物買ってやるからな。 だから…卒業したら結婚しような!」 「うんっ!」 そんな約束をして私達は唇を重ねた。 お互いに明るい幸せな未来を信じて。 この時は叶わない“ヤクソク”になるとは、 まだ知らずに。