そこにはシルバーリングがはめられていた。



「指輪……?」



「おう!本当はそれが本命のお土産♪」



「え、うそ、ありがとぉ〜!めっちゃ嬉しいっ!」



「おう!……ちょっとだけ外出れないか?」



「うーん…あ、ちょっと外で待ってて!」



一応仕事中だから理由もなく出て行けないけど、外のゴミ箱チェックならいけるかも!



私は急いで掃除用具を片付けて、
レジに居る先輩に声をかけた。



「外のゴミ見てきますね!」



「うん、よろしく〜!」



私はレジの下から大きなゴミ袋を
数枚持って外に出た。