リビングに行くとお母さんが家事をしていた。



私は冷蔵庫の豆乳をコップに注ぐと一気に飲み干した。



部屋に行くと制服のまま、布団に倒れ込む。
布団に顔を埋めると、そのまましばらく静止した。



20分くらい経ってTシャツとジーパンに着替えて、バイト先のコンビニに向かった。



「お疲れ様ですー。」



「あ、真理恵ちゃん、お疲れ様。」



バックヤードで制服を着ると、レジに入って業務開始。



私がバイトをしようと思ったのは、お小遣いのためでもあるけど、人見知りの性格を少しでも直したいという理由もあった。