そんなにため息ついたら幸せが逃げるぞ~。


って真理子はもう幸せ者だもんねー。


「私は最上級の男をゲットしたいの!
優しくて、かっこよくて、気配りができて、頼れる完璧な人!この四拍子が揃ってないとヤダ!」


「...そんな男、そう簡単にいるわけないでしょ。美礼を満足できる男なんてそうそういないでしょうね」


「そんな~...」


小さい頃からママに言われてきた。


耳にタコができるくらい。


『いい女はいい男の横にいなさい』って。


私にいい男が現れない訳ないんだから!


何十年何百年経ったって見つけて見せる。