「今は…ゴメン、私…とりあえず、またね!」


そぉ言ってドアを閉めた。

今、この思いを口にしたらダメになる。


わかっていた。



"私、全然吹っ切れてないじゃんか…"


頬に一筋の涙が通った。




秋。

それは再会を果たした季節だった。