「お疲れ様でした〜!」


私は業務を終え、更衣室で帰宅の準備をして外へ出た。



夏の空気が私を包む。



"暑いなぁぁ…"


私は会社の横を通り過ぎ、大通りに出た。



『あの!理恵ちゃん?!』



不意に後ろから声を掛けられ振り向いた。



見覚えのある顔。