ー瑠羽ー

『はぁっ...ふぅ...』

さっき逃げるのに必死で分からなかったけど、あれって柏木君よね

...にしても、しゃ、社長は何故あんなことを...

あー思い出したら頬が熱くなる

わ、私あんなエロい声を...絶対次から反応しないようにしなきゃ

うーん、これからどうしましょう?

...しょうがないわね、社長室に戻りましょう

結局私は渋々社長室に行って仕事をした



社長から帰っていいと言われ、今は帰り道

...あら?電話...?

『はい、もしもし』

"もしもし、瑠羽?"

『っ!はい、瑠羽でございます。お久しぶりです』

相手はお母様だった

"大事なお話があるから、土曜に実家に帰ってきてくれるかしら?"

『...はい、土曜にそちらへ向かいます』

"分かったわ、切るわね"

電話が終わり、ふと思う













ーーー私の昔の記憶は、いつになったら帰ってくる...?