何言ってんだろ。

本当はめちゃめちゃ嬉しかったのに。

やっと本気の恋が出来そうで。

本当に嬉しかったのに。


「違うの。ってか、私も良く分かんない。


いつの間にか弘海を追ってた。

んでいつの間にか弘海に声かけてた。」


・・・・赤くなる美亜。
本当に可愛くて
愛しくて
抱きしめてやりたくなった。
でもそれと正反対の言葉。


「バ~カ!!!お前、本物のバカだな笑」


「何それ~!!!!!」

素直にはなれなかった。
でも、アイツが笑顔でいてくれるだけで
ただそれだけでも
十分幸せだったんだ。



こおはしゃいだ時間は


この時は


ただ幸せで

ただ新鮮で

嬉しかったんだ。


だからこの先の不幸も



「弘海・・・・・・・・・・・・?」



分かんなかったんだ。