ガチャ


「…紫音」


フェンスにもたれ、グランドを眺めてる俺の愛しい人


「え、千秋!どーしたの?」


首を傾げ俺を見上げる紫音の手をひき、

「っうわ、」

抱きしめた

「ち、千秋、どーし「…好きだ」…え?」

「ずっと、小さい時から紫音のことが好きだった」

紫音の頬に手を添え、まっすぐ見つめそう伝えると、


「っ、グスッ」

「え、ちょ、紫音?
ごめん。そんなに嫌だった?」

泣き出してしまって紫音に、戸惑いを隠せない

「ちがっ、私もっ、」

「ん?いいよ、ゆっくりで」

流れる涙を指で拭いながら、優しく聞くと

「千秋っ、好きっ」

そう言って抱きついてきた紫音


「…えっ?」

ちょ、まって
今紫音好きって言ったよな

「まじで?」

「グスッまじだし」

〜〜〜やばい、
こんな嬉しいと思わなかった