「うわーお」
顔めっちゃ真っ赤じゃん
まあそりゃ好きな子がこんななってたら赤くもなるわな
あー、千秋紫音のこと大好きなんだよ
紫音と千秋両想いなんだけど、お互い鈍感だから気づいてないんだよー。
だから、この作戦を機に、くっつけようと思ってるのは私だけの秘密
「…千秋?どーしたの?」
「え、ん?どーした?」
「…千秋顔赤いけど。もしかして
熱あるの?」
「いや、大丈夫」
「ブッ」
いやー、紫音の天然ぶりまじおもしろい
思わずふいてしまった
まあ千秋に睨まれたんだけども
「…ほんとに?」
「ん、ほんと。大丈夫だから」
そう言って紫音の頭を撫でる千秋は紫音にベタ惚れ
紫音は紫音で顔真っ赤にして…
かわいすぎかよってゆーね。
「あ、そーそー。千秋どーよ。
イメチェンした紫音は」
「あー千秋どー?」
やめてやれ紫音よ。
まだ真っ赤な顔で見上げるのは千秋を半殺しにかかってるよーなもんだよ
千秋真っ赤だしね
「あー、うん。かわいい。
かわいいからこっち見んな」
そー言って紫音の目を隠す千秋はもう見てられないくらい照れてた
んで紫音はかわいいって言われて照れてた
そして私は照れてる千秋と紫音を見てニヤニヤしてましたとさ。
*side 紫音*
えー、今は桜と千秋と3人で学校へ向かっております
ちなみに私は桜の手によってイメチェンした姿でおります
千秋にかわいいって言われてすんごいはずかしかった。あれはだめだ。心臓がやられる
学校が近づくにつれ、軽く恥ずかしさと、浮気野郎をやっつけられると言うワクワクがつのっております
「さくらー、めっちゃ見られてる気がする」
「んー?そりゃこんだけ可愛けりゃ見るわよ」
「まーねー。まーゆって桜毎日見られてるけどね」
「「は?」」
「えっ。」
なんでよ。なんで2人してそんな哀れな子みるよーな目で見るの
「いやあんたでしょ」
「いやお前だろ」
2人してハモっちゃってー
ちょっと寂しいぞ。
「いやなんで私やねん」
「なぜ急にきた関西弁」
「ナイスツッコミありがとう千秋さん」
「どういたしまして紫音さん」
「イチャイチャすんなあーそこのバカップル」
「「ちがうから」」
まーなりたいけどさー。
千秋私のこと妹としか見てないし
「…もどかしいなあボソ」
「ん?なんか言ったさくら」
「いやーなーんもー」
そんなこんなで教室に着きました
廊下歩いてるときすんごく見られた
なんかヒソヒソ言ってたけど、
どーせ、ブスがイメチェンとか、フッ
みたいな感じだろー泣くぞこらー
「「(ほんと無自覚だなこの子)」」
落ち込んでる私を見て2人がそう思ってたのを私は知らない。
そして私を見て顔を赤くしてる人達のことも