「あら?蓮くん?女の子と二人で何してるの?」

あ・・・
さっきの2人組の男。
「なんもしてねぇ~よ。」
うん、確かに何もしてない。

でも、その2人組の男は、私と朝霞という男をからかってくる。

「またまたぁ~。蓮、この子の事好きなんじゃないの~?」
「いい雰囲気だったし?」
「いいじゃんいいじゃん!」
「蓮くん抜け駆けですかぁ~??」

本当に辞めて・・・

「お前らなぁ~?」
朝霞という男は、やれやれという感じで呆れている。

「ご、ごめんなさい!」


私は、耐えられなくてその場から逃げた。

私は泣いていた。

何で泣いてるかわからなかったけど・・・

男が凄怖かった。

その場にいるのが耐えられなかった。

私は、幼いのかなぁ。

昔は、そんなことなかったのに。

何でだろう・・・。


分からない。