「やばっ!帰らんと!」


花が立ち上がって言った。


「じゃあ。帰るわ。」

「バイバーイ!」
「また明日。」


花の後ろ姿をながめる。
時間は、



6時30分!?



マジか…


「あたしも帰らんとなー。」

美空も立ち上がって言った。



「美星、家どこ?」

「私は、南町2丁目。美空は?」


「同じ!!
これから一緒に帰ろ!一緒に帰る人がいなくて困ってたんだよね…」

「うん!いーよ!帰ろっか。」

「そだね。」



立ち上がって門の方へ向かった。
二人で話ながら。